気になる無痛分娩による赤ちゃんへの影響
無痛分娩にするか自然分娩にするか悩んでいる妊娠中の方にとって一番の不安は「無痛分娩は赤ちゃんに影響・リスクはあるの?」という疑問でしょう。
自らの痛みを和らげたところで、胎児・赤ちゃんへの影響・リスクが上がってしまうのであれば意味がありません。
全ての妊婦さんが無痛分娩を避けるはずです。
今回はそんな無痛分娩に関する赤ちゃんへの影響・リスクについていろいろと調べてみました。
30年前は確かに胎児・赤ちゃんへの影響・リスクはあった
まだ、現代レベルの麻酔が開発されていなった1980年代の無痛分娩法では若干の胎児・赤ちゃんへの影響・リスクはあったようです。
その大きな理由は、現在と比べて濃度の高い麻酔薬を使用していたからという理由です。
昔は現在のように、ピンポイントで低濃度の麻酔を効かせる技術が発展していなった事もあり、今と比べると高濃度の麻酔を使用していたようです。
そのため、胎児・赤ちゃんへの影響・リスクとしては麻酔薬が赤ちゃんへの体内に入り込むことで、若干ではありますが数日間の運動機能低下や刺激に対する反応が劣るとある研究で発表されていました。
現代において胎児・赤ちゃんへの影響・リスクはほとんどなし
現在では昔とは違って、低濃度の麻酔をピンポイントに使って赤ちゃんへ麻酔薬が回ることはほぼありません。
しかし、いくら低濃度の麻酔をピンポイントに使ったとしても、その量が多すぎては若干影響があると言われています。
規定値内の麻酔量である必要があるのです。
ただ、この低濃度の麻酔を規定量以上使ったと影響も、そこまで深刻なものではなく、いずれも正常の範囲内レベルで収まるようなので、結論としては胎児・赤ちゃんへの影響・リスクは無いといって良いでしょう。
とはいっても、麻酔分娩にしろ、自然分娩にしろ出産というもの自体が様々なリスクをはらんでいることをお忘れなく。
しっかりと出産前にはお医者さんと話をしておきましょう。