無痛分娩で自閉症になるという噂の真偽
結論から言うと「嘘」です。
自閉症児は先天的な障害なため分娩前から自閉症と言われています。
よって関係ないものと思われます。
ソースも根拠も無いので情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
ネットで検索して出てくる情報と言えば
「アメリカでの自閉症児を持つ母親は無痛分娩を選択した割合が多い」
というものですが、そもそもアメリカ人は自閉症云々の前に絶対的に無痛分娩を選択した割合が多いのです。
日本の無痛分娩の割合とは全く違っており、海外ではなんと80%以上の方が無痛分娩を選択すると言われています。
それほどの数だったら必然と「自閉症児を持つ母親は無痛分娩を選択した割合がおおくなるのも当然です。
絶対数も割合もうなぎ上りで増えてきるのです。
このように無痛分娩だと自閉症の危険が高まるというのは、全くのデマであるという事は知っておいてください。
自閉症の危険は分娩方法で上下するものではなく、前述のとおり先天的な障害なため分娩前から自閉症なのです。
しっかりとした研究のもと安全が確立されているので先進国で広く浸透している出産方法だということを理解しておきましょう。
このように妊娠中には色々と不安になり様々な情報を取ってきてはそれを鵜呑みにしてしまう事が度々起こりますが、今回のように全くの根拠もなければソースもない情報は信じないようにしましょう。
改めてですが、「自閉症」は無痛分娩だろうが自然分娩だろうが起こり得るのです。
それは先天的なものであり、分娩方法で変わるものではない事を認識してください。