硬膜外無痛分娩の良いところって何?
痛みというものが無くなるか、劇的に少なくなるのが硬膜外無痛分娩の最大の良いところというのはもちろんですが、実はそれ以外にも利点・メリットはあるんです。
今回はそんな硬膜外無痛分娩の利点・メリットを紹介していきます。
痛みだけ取りさり、出産の瞬間がわかる
全身に麻酔が効くわけではないので、出産の瞬間がしっかりと認識できます。
また、無痛分娩というとよく「痛みを伴わないから子供へ愛着がわかない」なんていう噂がありますが鵜呑みにするのは辞めましょう。
硬膜外無痛分娩は全身麻酔ではなく、部分麻酔なので意識もあれば「いきむ」こともできるのです。
純粋に出産から苦しい「痛み」が無くなっただけです。
その他は何も変わりませんし、そもそも麻酔が効くまではもちろん陣痛の痛みはあります。
「痛みを伴わないから子供へ愛着がわかない」なんていう事は無いのです。
むしろ痛みから解放されて純粋に出産に集中できるので良いかもしれませんね。
出産後の回復が早い
自然分娩では出産が12-24時間以上かかる事もあり、その時の妊婦さんへの身体的な負担は相当なものと言われています。
また、全身麻酔での出産も体調への負担は大きく、出産後に長期間の入院を余儀なくされる場合もあります。
しかし、硬膜外無痛分娩は局所麻酔の為に全身麻酔と比べて負担も少なく、痛みに耐える必要もなく、また精神的な疲れも少ないとされており、出産後の回復が非常に早いという大きな利点・メリットがあります。
特に仕事復帰予定の方やシングルマザー、すでに子育て中の方にとっては大きな利点ではないでしょうか。
アメリカでは出産後に入院しない人が多いと言いますが、これはそもそも硬膜外無痛分娩で妊婦に負担をかけていないからなのです。